『GI値』ではなく『GL値』
血糖値の上昇を抑える食べ物の指標に
『GI値』がよく使われているが、
この値だけでは判断しきれない。
『GI値』……食品に含まれる炭水化物 50g分を食べたときの、血糖値の上昇度合い。
『GI値』だと、1回の食事で食べる量が考えに入っていないので、
『高GI値』の食べ物でも、1回の食事で摂取する量が少ないと、血糖値は上がりにくい。
例えば、かぼちゃの場合
GI値……75
非常に高いGI 値ですが、
かぼちゃの栄養成分(100gあたり)
炭水化物……約6.5g
なので、炭水化物 50g分を食べようとすると、
かぼちゃを 769.23g
小ぶりな かぼちゃの重さが500〜1000g程度なので、
だいたい1個の かぼちゃを食べると
血糖値が上昇します。
(少し乱暴な言い方ですが。)
1回の食事で、かぼちゃ1個
まるまる食べることは無いと思います。
人参の場合だと、炭水化物50g分食べようとすると、
4本程度食べなくてはいけません。
『GI値』は 普段の食生活の参考にしにくいので
これを考えに取り入れたのが『GL値』です。
一回の食事で食べる量を基準にした『GL値』
1回の食事で『かぼちゃ1個』食べることは無いので、
かぼちゃの場合だと、1回の食事で 80g 食べるすると、
『GL値…3』になります。
この数値だけだとわかりにくいと思うので
うどんとカレーの場合は次のようになります。
うどん(180g)のGL値……30
カレー(150g)のGL値……41
フランスパンやコーンフレークは、
かなり『高GI値』の食品ですが、
『GL値』で比較すると、白米と同じぐらいです。
ただし、血糖値の上昇を比較しただけなので
他の成分を含めて考えた場合は
また別の話になります。
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